サッカーのキックコントロールを上達させる練習方法

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ボールを蹴ってもなかなか思うとおりの方向に飛んでいかない…なんてことありませんか?

ボールをもっと狙い通りの位置に蹴ることが出来れば、サッカーでも活躍できそうですよね。

ここでは、そんな悩みを解決する方法を紹介します!

キックの種類

そもそも、サッカーのキックってどのような種類があるのでしょうか。

キックの種類とその特徴を知って実践することが出来れば、場面に応じてコントロール重視、スピード重視…などと、キックを使い分けることが可能となり、よりパスやシュートもやりやすくなるでしょう!

まずは、主なキックの種類とその性質を見てみましょう。

インステップ・キック

足の甲で蹴るキックです。キックの中で、一番強く遠くへボールを飛ばすことが出来ます。

そのため、シュートやボールのクリアーに使われます。

足の甲をどのような角度でボールに当てるかによって、様々な弾道・距離へのキックが可能となります。

ただし、安定してこのキックをするためには強い体幹が必要であり、コントロールを安定させるのはなかなか難しいです。

蹴り方は、足首をまっすぐ伸ばした状態(つま先が下を向く状態)を維持しながら、足の甲でボールの中心を蹴るのが基本です。これで、低く強い弾道のキックをすることができます。

一方で、ボールの下側を蹴ると、高く遠くへと放物線を描く弾道のキックをすることができます。

また、蹴る足が地面と垂直となるようにまっすぐ蹴り込むのが基本ですが、蹴る足が地面に対して斜めになるように角度をつけて蹴り込むと、さらに強いキックを繰り出すことが出来ます。

助走はボールに対してまっすぐではなく、だいたい斜め45度くらいから入ると自然なフォームで蹴ることが出来ます。入りやすい角度には個人差があるので、自分の入りやすいフォームを見つけましょう。

また、軸足はボールの横で踏み込むように意識しましょう。

この時、ボールのぴったり真横ではなく、自分の蹴りやすいように少し軸足とボールの間隔をあけるようにしましょう。

インサイド・キック

足首の内側で蹴るキックです。インステップ・キックと共に、サッカーで使われる基本的なキックの1つです。試合ではこの2つのキックが全体の9割を締めるとも言われています。

このキックはコントロールがしやすく、正確性が高いというのが特徴です。そのため、パスに向いています。ただし、威力はインステップ・キックより劣るため、ロングキックには向いていません。

インサイド・キックは、足首に角度をつけて、くるぶしの下あたりにボールを当てて打ちます。軸足を蹴りたい方向に向けているとコントロールがしやすいです。

コツとして、蹴る足の足首が地面をこするように蹴ると安定しやすいです。

インフロント・キック

足の内側の甲で蹴るキックです。インステップ・キックよりもコントロールはしやすく、インサイド・キックよりも飛距離を出しやすいです。

ボールにカーブを掛けやすく、曲がり具合や高さ、飛距離などを調整しやすいため、様々な変化をつけたボールを蹴ることが出来ます。

そのため、コーナーキックやフリーキック、中・長距離パスなど、幅広い場面で使うことが出来ます。

蹴り方は、蹴り足の甲の親指側(インフロント)をボールの下に入れるように当てて、そのまま足でボールをこするように蹴り上げます。足首をどの程度曲げて蹴り上げるかによって、ボールの軌道が変化します。

アウトフロント・キック

足の外側の甲で蹴るキックです。右足であれば右側に、左足であれば左側に曲がるボールを蹴ることが出来ます。

インフロント・キックに比べて威力は弱めです。ですが、インフロント・キックと比べてキックのモーションが小さいため、相手の意表を突いたパスやシュートをしやすいです。

高度なテクニックが必要で、練習を積まないとミスすることも多いキックですが、ここぞという場面では役立つので、余裕があったらぜひ覚えたいキックです。

蹴り方は、右足で蹴る場合、右足の小指の付け根辺りでボールの左下をこするように蹴りだします。左足で蹴る場合はその逆です。

軸足はボールのやや斜め後ろで踏み込むと蹴りやすいです。

アウトサイド・キック

足首の外側で蹴るキックです。主にドリブル中のショートパスで使います。

威力やコントロールを安定させるためには技術が要るため、難易度は高めと言えるでしょう。

キックをする際に足を大きく後ろに引く必要がないため、自然な動作でパスをすることが出来、相手にパスを読まれにくいというメリットがあります。

蹴り方は、足の外側の薬指の付け根辺りにボールの中心を当てて、そのままボールを押し出すように蹴ります。

このように、様々なキックの紹介をしてきましたが、キックコントロールを良くするコツとして、ほぼどのキックにも共通することが3つあります。