当たり前ですが、テニスはラケットがなければできません。
また、ラケットの性能は、プレースタイルも左右すると言われています。つまり、自分の思い通りのプレーをするには、それに適したラケットを選ぶ必要があります。
しかし、ラケット売り場に行くと、どれを買って良いか迷ってしまうもの。そこで、テニスラケットの選び方とおすすめのラケットをご紹介します!なお、今回は軟式テニスについてお話します。
まずは軟式ラケットの構造について知ろう!
ラケットを選ぶためには、まずラケットの構造を知らなければなりません。ラケットの各部位の名称と特徴をご紹介します。
①フレーム
フレームとはラケット全体のことです。素材は、昔は木や金属でしたが、現在の四主流は金属よりも軽くて強いグラファイトカーボンとなっています。
②ヘッド(トップ)
ラケットの先端部分をヘッド、もしくはラケットヘッドと言います。ラケットトップと呼ぶ場合もあります。
③フェース
ラケットの打球面(ストリングスが張られている部分)をフェースと言います。なお、硬式テニスではフォアハンド、バックハンドで表裏両面を使用してボールを打ちますが、軟式テニスの場合は、フォアハンド、バックハンド両方とも同じ片面だけでボールを打ちます。
④シャフト
フェースの下にあるグリップから2本に分かれてフェースにつながっている三角形の部分をシャフトと言います。なお、軟式テニスの場合は、2本に分かれていない1本シャフトのラケットもあります。(バドミントンラケットに似ています)
⑤グリップ
手で握る部分をグリップと言います。断面が正八角形となっていて、硬式とは違います。また、グリップに巻き付けるテープをグリップテープと言い、必要に応じて交換します。
⑥ストリングス(ガット)
フェース部分に張る糸のことをストリングスと言います。ガットとも言いますが、羊や牛の腸を使っていることに由来しており、今もナチュラルガットとして使用されています。
ナチュラル以外には、ナイロン製とポリエステル製があり、それぞれ特徴があります。また、ストリングスの縦糸をメイン、横糸をクロスといいます。縦糸と横糸で異なるストリングスを使うプレーヤーもいます。ストリングスの性能は打球に大きく影響を及ぼしますが、張り上げたときから性能が落ちますので、定期的に張り替えるのをおすすめします。
次のページではラケットの部分がスイングや打球へどのように影響するか詳しく見ていきます。