「健康的に痩せたい」と思っている人なら、有酸素運動がダイエットに効果的なことはご存知ですよね。
しかし、より効率的にダイエットを行うためには、「燃焼しやすい運動の量」「有酸素運動が最も効果的な時間帯」があることはあまり知られていません。
せっかくダイエットをするのなら、 効率的に行ってしっかり成果を出したいですよね。
そこで今回は、「燃焼しやすい運動の量」「有酸素運動が最も効果的な時間帯」についてお話しします。
これからダイエットを始める人だけでなく、毎日頑張って運動しているのに効果があまり出ていないという人も必見ですよ!
脂肪の種類と脂肪燃焼のコツとは
ダイエットを行う前に、まずは脂肪の種類と燃焼させるコツについて知っておきましょう。
ここでは「脂肪の種類」「摂取カロリーと消費カロリーの関係性」についてお話しします。
脂肪の種類
脂肪には大きく分けて体脂肪・皮下脂肪・内臓脂肪・中性脂肪の4種類があります。
体脂肪は体にある脂肪全部をさし、体脂肪計測ができる体重計なら実際に体脂肪の量をはかることもできます。
皮下脂肪は、皮膚の下にある指でつまむことができる脂肪で、男性よりも女性の方がつきやすいとされています。
内臓脂肪は、腸の周りにつく脂肪で女性よりも男性の方がつきやすいとされています。
メタボという言葉を聞いたことがあると思いますが、このメタボリックシンドロームは内臓脂肪がたっぷりついてしまった状態をいいますが、実はダイエットで比較的落ちやすい脂肪ともいわれています。
中性脂肪は細胞の中に存在するので、実際に目で見ることや指でつまむことはできません。
血液中に中性脂肪が多い場合は血液検査で指摘されることもあり、中でも肝臓に中性脂肪が溜まった状態は脂肪肝と呼ばれます。
摂取カロリーと消費カロリー
体脂肪を燃焼させるためには、消費カロリーが摂取カロリーを上回らなければなりません。
消費することができなかったカロリーは体脂肪となって蓄えられますが、もし毎日摂取したカロリーを全て消化できれば、余分な脂肪はつかないということにもなりますよね。
効率よくカロリーを消化するためにおすすめなのは有酸素運動、運動することによりカロリーを消費するだけでなく筋肉がつくので、この筋肉によっても基礎代謝が高まり消費するカロリーが増えます。
消費するカロリーが増えるということは、痩せやすい体質になるともいえるので、食事制限だけでダイエットするよりも有酸素運動を取り入れたほうが、より効果的にダイエットを行うことができるのです。
脂肪を燃焼する効果がある運動、効率のいい時間帯とは
ここまでお話ししたように、ダイエットには有酸素運動が効果的ですが、実際にはどのような運動を取り入れたらいいのでしょうか?
運動には有酸素運動以外に無酸素運動というのもあり、それぞれえられる効果が違います。
また、運動するのに適した時間帯もあるので、合わせて覚えておくとより効果的にダイエットを行うことができますよ。
ダイエットに効果的な有酸素運動
有酸素運動とはジョギング・ウォーキング・踏み台昇降など酸素を取り入れながら行う運動をさします。
有酸素運動を取り入れるときは、会話をしながら行える程度のスピードで続けることもポイントなので覚えておきましょう。
ダイエットには筋トレというイメージがある人もいるかもしれませんが、筋トレは無酸素運動にあたり脂肪燃焼させるよりも筋肉をつける効果のほうが高いです。
まずは有酸素運動で脂肪を燃焼させ、筋トレで筋肉をつけてより痩せやすい体を作るのが、ダイエットにはおすすめです。
1回あたりの運動量
脂肪が燃焼するために一般的には20分程度の運動が必要であるといわれています。
運動する時のエネルギーには最初に血液中の糖が使われ、次に体脂肪が使われるため、20分程度の運動をすれば体脂肪がエネルギーに使われるとされているからです。
より効果を出したいという人は、血糖値が下がっている空腹時に運動するのがおすすめ。
人間は血糖値が下がると空腹を感じるので、食後の満腹時よりも食前の空腹時のほうが、短い時間で脂肪を燃焼する状態になりやすいという特徴があります。
ただし、空腹時に必要以上の運動を行うと体調を崩す場合もあるので、くれぐれも無理のないように行うようにしてくださいね。
脂肪燃焼に効率的な運動の時間帯
同じ運動を行なっても、時間帯によって分泌されるホルモンが全く異なるのは、意外と知らない人も多いのではないでしょうか?
アメリカの研究によれば、血液中のストレスホルモンは朝と夜では増加の仕方が異なるという結果が出ています。
このストレスホルモンは、食欲を増進させたり脂肪が蓄積するのを促進させたりと、ダイエットの天敵ともいえるだけでなく、筋肉をつくるのにも悪影響を及ぼすので代謝が悪くなり、結果として痩せにくい体質にもなってしまいます。
具体的には夜になればなるほどストレスホルモンは増加するので、夜に運動することはダイエットには向いていません。
ストレスホルモンは朝の分泌が一番少ないので、ダイエットを目的にジョギングをしたりウォーキングしたりする人は、この時間帯が最も効果的です。
ちなみに朝行う有酸素運動はダイエットに効果がありますが、起きたばかりの状態は体温も低く筋肉も固くなっているので、ストレッチなどのウォーミングアップをしっかり行い、怪我をしないように十分注意するのを忘れないでくださいね。
ま と め
ダイエットは無理をせず行うことが何よりも大切、痩せたいからといって無理な食事制限をしたり過度な運動をしたりすることは、リバウンドの原因となるだけでなく体を壊す可能性もあります。
ダイエットに運動を取り入れる場合は、運動する量や時間帯を工夫するとともに、バランスのとれた食事を心がけ、十分な睡眠時間をとりながら取り組むのがいいでしょう。
この記事を参考にして、ぜひ健康的な理想の体を手に入れてくださいね。