バスケットボールをするうえで重要になるのは、基本ルールと審判のジェスチャーです。
そこで今回は、基本的な審判のジェスチャーについてご説明していきましょう
バイオレーションとファウル
ルール違反には「バイオレーション」と「ファウル」の2種類があります。
「バイオレーション」とは違反行為という意味で、何度違反をしてもそこから最も近いサイドまたはエンドラインから相手ボールのスローインで再開となります。
しかし「ファウル」には悪意や卑劣という意味が含まれ、バイオレーションより重いルール違反と判断されます。
違反した場合は、違反した選手とチームの両方にその種類と回数が記録され、ルール違反の回数や状況に応じて、フリースローや退場などの罰則が与えられます。
バイオレーションとは
[引用元]
https://stat.ameba.jp/user_images/20130222/05/table-officials/2c/95/p/o0633084812429521613.png?caw=800
バイオレーションには「時間に関するもの」と「ボールの扱いに関するもの」の2種類があります。
このルールを守らないと相手チームのボールとなり攻守が入れ替わりますが、何度ルール違反をしてもスコアシートに記録されることもフリースローや退場になることもありません。
時間に関するバイオレーション
3秒ルール
攻撃側の選手の誰かがゴール下の制限区域を一度も出ることなく、3秒以上入っていた場合。
5秒ルール
激しいディフェンスを受けて5秒以上何もできなかったり、審判からボールをもらってから5秒以内にスローインやフリースローをしない場合。
8秒ルール
攻撃に与えられた時間24秒のうち、最初の8秒以内にバックコートからセンターラインを越えてフロントコートへボールを運ばない場合。
24秒ルール
攻撃側が24秒以内にシュートを打って得点できないか、リングにあてなかった場合。
ボールの扱いに関するバイオレーション
アウトオブバウンズ
ボールがラインから出た場合、最後にボールに触れた人の相手チームのスローインで再開する。
トラベリング
ボールを持ったままドリブルをせず3歩以上進んだ場合。
ダブルドリブル
ドリブルを一旦止めてパスやシュートをしないまま、再び同じプレイヤーがドリブルをした場合。
イリーガルドリブル
ドリブルの途中でボールを下から支えて持ってしまい、不正なドリブルとみなされた場合。
バックパス
センターラインを越えてフロントコートへ運んだボールを、再びバッグパスやドリブルでボールを戻した場合。
ゴールテンディング
リングに入るはずだった可能性の高いボールや、バックボードに跳ね返ったボールに触れて得点を妨げた場合。(ボールがリングに入らなくても得点が認められる)
インターシェア
シュートしたボールがリングのうえにある時にバックボードを叩いたり、ネットの下から手を入れて得点の可能性を妨げた場合(ボールがリングに入れなくても得点が認められる)
ここまで、バイオレーションのジェスチャーの説明でした。
次のページではファウルのジェスチャーを解説します。